新撰組永倉新八に興味津々!博物館特別展!

 11月3日文化の日のイベントとして企画された小樽市博物館の特別展『永倉新八とその時代』に、新撰組ブームの影響か、多くの人が訪れている。

 同特別展は、晩年を小樽で過ごした、新撰組副長助勤の永倉新八に関わる資料の展示で、11月3日(水・祝)から11月23日(火・祝)までの開催。

 5つの展示コーナーには、新撰組の語り部としての永倉新八にまつわる、様々な資料が展示されている。展示資料は、博物館が、北海道開拓記念館から借り受け、小樽時代の永倉新八が見たり行ったりしたと思われる場所が、当時の写真や地図で示されている。

 今回の展示で注目されるのは、永倉新八が愛用した胴チョッキ。「胴チョッキの大きさから、永倉新八が小柄な男であったことが判る。永倉を見た当時の人も、こんな小男があの新撰組の剣豪だったのかと、噂していたという話が残っている」(石川直章主任学芸員)。

 この胴チョッキには裏書きがあり、浪士隊として江戸から京都に向う時に残した歌「武士乃(もののふ)節を尽くして 厭(あ)くまでも貫く竹の 心ろ一筋」と、陣羽織として着用した胴チョッキの由来が記されている。

 また、池田屋事件などの生々しい回想録や、愛用の木刀、貴重な写真などで、まさに『永倉新八とその時代』を彷彿とさせる展示となっている。

 同館は、11月3日は文化の日で無料入場ができ、多くの人が訪れ、興味津々で展示コーナーを眺め込んでいた。