丸井今井小樽店閉鎖が浮上!不採算店を切り捨て!


 市街の中心部にあり、市民に長年親しまれてきた百貨店・丸井今井小樽店の閉鎖が浮上した。
 これは、丸井今井の経営危機から、支援を受けた銀行等から、抜本的再建策を迫られ、不採算店を整理閉店する方針が明らかになったもの。
 株式会社丸井今井(本社・札幌市、柴田哲治社長)は、1872(明治5)年創業の道内で最大の百貨店。札幌本店の他、小樽・函館・旭川・室蘭・苫小牧・釧路の7店を経営。
 小樽店は、1891(明治24)年創業の古い歴史を持ち、小樽市民には、丸井今井ブランドとして親しまれてきた。しかし今回、再建見直しの中で、本社が他の大手百貨店(伊勢丹)への参加入りが見込まれ、不採算店の小樽・苫小牧・釧路の3店を閉店する方向を打ち出した。
 これにより、小樽市の中心街の空洞化が一層進むことになった。人口減少も止まらない中、小樽経済の地盤沈下で小樽の衰退化に歯止めがかからない厳しい状況がさらに続くことになり、約130人の従業員の行方とともに、市内経済にも大きな影響を与えることになりそうだ。

 丸井今井小樽店HP