臨港線沿い2基のパーキングタワーの解体!


9月1日

9月26日

10月8日

10月10日

10月11日

 小樽市内の観光名所・小樽運河浅草橋の向かいにあった、どす黒い2基のパーキングタワーの解体作業が進み、10月11日(火)にはほぼその姿を消した。
 小樽市色内1丁目臨港線に面し、出抜小路と於古発川に挟まれた、小樽ビールパーキングには、2基の黒いパーキングタワーが、聳え立っていた。そのどす黒い色で、周辺の環境とは異質な景色となり、小樽の観光名所の周囲の景観と馴染まぬものとなっていた。
 同パーキングは、駐車場の他、土産物やビール、ソフトクリームの販売などを行っていた。しかし、採算性が取れなくなり営業存続は難しいとして売却され、紳士服販売の大手が購入したという。購入した会社では、9月から2基のパーキングタワーの解体作業に入っていた。
 本社が9月1日に撮影した写真では、解体のため、周囲をシートで覆う作業が始まっていた。9月26日になると、タワーの1基がブルーシートで覆われ始め解体が始まった。1ヶ月経った10月8日になると、タワーの1基は解体された。10月10日は2基目の解体に入り、11日には2基のタワーが姿を消した。景観を遮っていたどす黒い2基のパーキングタワーの解体で、大きく展望が開けた。これにより、隣接の屋台村出抜小路のシンボルタワーの火の見やぐらが、これまでより急に目立つものとなった。
 同地を購入した会社では、現在、今後の利用方法を検討中としており、「ホテルは作らないけれど、後はまだ何も具体的には決めていない」としているが、小樽観光名所の一等地に、今後どのような建物が建つかに注目が集まることになる。