小樽市文化祭「写真市展」と「和紙ちぎり絵展」開催!

 小樽市文化祭の写真市展・和紙ちぎり絵展が、10月19日(水)~23日(日)10:00~17:00、市立小樽美術館3階市民ギャラリー(色内1-9-5)で開かれている。
 小樽市文化祭実行委員会が主催する、平成17年度小樽市文化祭 第13回写真市展 では、80名の応募者の335点の作品の中から69点が入選。選ばれた作品は会場にずらりと並べられている。
 市内の様子から世界各国など、フィルムを通して様々に表現されている。第1部「自由の部」と第2部「ネイチャーの部」の2部に分かれており、中には、両方の部で賞を獲得している人もいる。
 粟野孝市さん(北海道写真協会写真道展会友)は 、「去年までは自分も出展していたが、今年からは外から見る立場になった。今年のネイチャーの部の作品は大変すばらしい。発見が違う」と語る。
 同会場で写真展と一緒に開かれている、にじの会(白鳥照子会長)の「和紙ちぎり絵展」では、会員31名の作品74点が並ぶ。
 和紙をちぎったあとで、淡くやわらかい秋を表現した「まつぼっくり」、細かい手作業によって完成した「高島岬」などが独特に表現されている。使用されている和紙は、同会の白鳥会長が加盟している、しゅんこう和紙ちぎり絵(神戸)の物で、市販のものでは、これらの作品のようなちぎったあとにはならないという。
 「まつぼっくり」を作成した長橋在住の近藤淑子さんは 、「秋をイメージして、まつぼっくりをテーマにしました。秋が深まってこれから冬に向かっていく、それまでの植物の強さを表現しました。ひとつひとつ愛情を込めなければいけないんですよ。それでなければいい作品は作れません。和紙をちぎって、濃いところや薄いところを丹念に貼っていくんですよ」
 赤岩の押味慶子さんは、「自分の生まれ育った祝津を、ぜひともちぎり絵にしたかったの。台風で鰊御殿の倒壊などがあって、写真をもとに、自分なりに色を出すのが本当に大変だった」と、「高島岬」の作品を見つめる。
 白鳥会長は、「生徒の作品が上手になってうれしい。展示するたびにうまくなっている」と喜んでいた。
 写真市展・和紙ちぎり絵展は、10月19日(水)~23日(日)10:00~17:00、市立小樽美術館3階市民ギャラリー(色内1-9-5)で開かれている。最終日は16:00までとなっている。