大雪による初の犠牲者!雪捨てで海中転落事故!


 1月19日(木)、大雪に埋まる小樽市内で、除排雪中の事故による初の犠牲者が確認された。死亡が確認されたのは、市内塩谷1丁目に在住する松山猛(73)さん。松山さんは、自宅で除雪した雪を塩谷漁港に捨てに行って、海中に転落して死亡した。
 1月19日(木)午後1:45頃、小樽市消防本部から小樽海上保安部に市内塩谷1丁目の塩谷漁港で男性が海中転落したとの通報があった。
 小樽海上保安部によると、「午前11:00頃から松山猛さんが自宅の除雪した雪を塩谷漁港に捨てに行ったまま、正午を過ぎても帰宅しないことを心配した家族が、小樽市漁業協同組合関係者と塩谷漁港内を探していたところ、松山さん所有の漁船第5松栄丸の側の海面に除雪用スコップが浮いていたことから、誤って海中に転落した可能性があると判断し、民間ダイバーを依頼して同船付近海中を捜索したところ、午後1:55頃同船船首付近海底で直立した状態で沈んでいた松山さんを捜索していたダイバーが発見揚収。小樽市消防本部救急車により小樽循環器病院へ搬送されたが、午後4:00、医師により死亡が確認されました」
 今回の雪捨てでの海中転落死亡事故は、大雪の小樽で初の犠牲者となった。大雪の小樽市内では、これまでに、屋根の雪下ろし中による手首の骨折による重傷1件と、転倒による捻挫、落氷によるケガなど軽傷11件が報告されているが、雪による死亡者が出たのは、今回が初めてとなった。