大型連休で小樽市内も人の波!


 超大型の9連休入りし、晴天となった5月3日(水)は、小樽の各観光施設に、多くの観光客が訪れ賑わいを見せていた。
 北海道有数のおたる水族館(祝津3)には、同日午前中から多くの観光客が訪れた。駐車場では小田誠館長が車を誘導するほど大忙し。イルカスタジアムや海獣公園に「お魚さんと写真撮って」、「アザラシさんかわいい」などと子供達の歓声が広がった。
 同館がGW期間中限定で行っている 「マンボウの展示」や館長のおすすめ 「あたまでっかち~オタマVSサンショウウオの生き残り戦略~」が好評だ。
 マンボウの展示では、体長約70cmのマンボウ2尾が、展示水槽の中でゆっくり遊泳し、プクッと膨れた姿に 「かわいい」、「あっ、こっち向いた」と子供達から大人までの歓声が上がった。
 オタマジャクシとサンショウウオの展示では、オタマジャクシとサンショウウオの水槽ひとつずつと2種類を一緒に入れる水槽ひとつを展示する。2種類が育つ環境によって変化する様子が分かると 「ちいさい」、「なんか、やっぱり、ちょっと変わってる」と、入館者達は2種類の変化に興じていた。
 イルカスタジアムでは、観覧席から入館者達が溢れるほどの超満員となった。オタリアのショーでは、算数や音楽の授業が行われ、笑いや拍手が響き、イルカのショーでは、大迫力のジャンプが繰り出され 「うお~」、「すげえ」と歓声が広がった。
 札幌から家族3人で来ていた中安徹(29)さんは 「今日は一日水族館でゆっくり見物して、ウィングベイに行こうと思っています。子供が水族館に来ると喜ぶんですよ。本当にはしゃいじゃって」。さくら(2)ちゃんは 「マンボウかわいい。水族館楽しいよ」と、パパとママの手を引っ張っていた。
 小樽運河の浅草橋街園では、市外や海を越えたアジア各国からの観光客で大いに賑わった。強い日差しで12:00で8℃と暖かい日となり、同所にある温度計では11.4℃を記録。観光客達は上着を脱いで、運河横の遊歩道を歩き、運河を背に記念撮影などをしていた。
 堺町通りでは、観光客達が買い物袋を下げて、各土産店や飲食店などを訪れていた。海産物の試食をしていた観光客は出来たての焼ホタテなどを食べて 「おいしい」、「あつい」と舌打をしていた。
 札幌管区気象台によると、GW期間中は晴れるが、5日に気圧の谷の影響で雨が降るところが多いと予想している。「太平洋側では曇る日が多い見込みです。最高気温・最低気温は共に、平年並でしょう」と発表している。