小樽文学館の文学碑めぐり!


sanpo2.jpg 市立小樽文学館は、5月31日(水)に「塩谷・余市方面文学碑めぐり」を行った。濃霧と雨雲の中、文学に関心を持つ熱心な25名の参加者が集まり、小樽にゆかりのある整や多喜二たちの文学碑を巡った。
 この日の文学碑めぐりは、約6時間かけて塩谷、忍路、蘭島、余市などをぐるりと回り、整や多喜二の足跡を巡るもの。9:30からスタートした一行は、まず旭展望台にある特徴ある大型の小林多喜二の文学碑に到着。
 碑の前で、碑の制作は彫刻家・本郷新氏があたり、高さ4m・幅6mの書物を見開きにした形となっていることなど、同行した玉川薫・小樽文学館副館長の丁寧な説明が行われた。
 女性の参加者は、「昨年も参加したのよ。玉川さんが詳しく説明してくれるので今年もまた参加ました」と、ゆっくりと霧と雨に煙る文学碑を見つめていた。参加者の中には、文学碑の横に設置してある説明板を写真に収める人もいた。
 旭展望台から、塩谷のゴロダの丘にある伊藤整の文学碑に向かった。塩谷に向かう途中の伍助沢では、伊藤整のゆかりの地・塩谷尋常小学校分教場跡に寄り、参加者全員で記念撮影をし、塩谷駅、ゴロダの丘の伊藤整文学碑、蘭島駅など整の足跡をじっくりと回った。

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