ニュー三幸、市民会館から撤退!新規テナントを公募!


sanko3.jpg 31年間もの長い間、小樽市民会館(花園5・高橋康文館長)にテナント出店し、市民に親しまれていた「ニュー三幸市民会館店」が、10月31日をもって撤退することになった。市民会館では、新たに入居する食堂を公募する。
 ニュー三幸は、1954(昭和29)年に小樽唯一のビヤホールとして誕生し、大勢の客で賑わいを見せ、店舗も拡大し、現在では、市役所庁舎内やキロロなどにチェーン店を広げる大型レストランとなっている。
 市民会館店は、1975(昭和50)年に4店舗目としてオープン。市民会館で行われるイベント時には、多くの人が食事に立ち寄り賑わった。しかし、1995(平成7)に市民センター・マリンホール(色内2)が誕生。以来、小規模コンサートなどがマリンホールを利用するようになり、市民会館では大型のイベントのみが行われるようになってしまった。このため、レストランの利用者が急減し、最近では総合体育館のアスベスト問題での影響もあり、客足は途絶えていった。
sanko1.jpg 売り上げの減少に勝てず、「ニュー三幸市民会館店」は31年の営業に終止符を打ち、10月31日に撤退することを決めた。株式会社ニュー三幸小樽支店の菅井英明支配人は「30年も営業してきたので寂しいものがあるが、客が来ないので仕方がない」と肩を落としていた。
sanko2.jpg ニュー三幸の撤退で、市民会館では、新たなテナントを9月15日(金)から10月16日(月)まで公募する。営業形態は、市民会館等の利用者に食事を提供できることを条件とした食堂。貸付条件は、面積456平米以内で、1平米当たり月額640円程度。456平米を借りると月額約29万円となる。個別暖房や設備等にかかる経費一切は入居者の負担。電気料や水道料は実費。食器類を除き、現在使用している厨房器具等はそのまま使用可能。貸付期間は、貸付開始日から2007(平成19)年3月31日までで、以後1年更新となっている。
 申込、問合せ:0134-25-8800 小樽市民会館

 ◎ニュー三幸HP