2008年静かな雪の幕開け!市内に鳴り響く「除夜の鐘」

joya.jpg 「ゴーン」。「ゴーン」。2007年が過ぎ行き、新しき2008年の幕が開いた。元日(日)0:00、小樽市内の鐘楼を持つ各寺からは「除夜の鐘」が、白い雪に覆われた街中に、静かに響き渡った。



 大晦日の市内は、日中に雪が深々と降り積もった。2008年の始まりは、真っ白に雪化粧した北国の街らしい、新しい年の幕開けとなった。
 市民たちは、31日(月)23:00頃から、近くの寺に足を運び、「除夜の鐘」を鳴らすために長い列をつくった。大勢の市民が鐘を打つために並んだため、整理券を配る寺もあった。
 本願寺小樽別院では、23:50頃から「除夜の鐘」が響き始めた。一番最初に鐘を鳴らした男性は、「俺は、60年間、30分前に並んで鐘を打つんだ。これは絶対欠かせない行事」と誇らしげだった。2番目に並んでいた女性は、「私は20年近く続けている。1回鳴らさない年があり、その年はあまり良い年ではなかったので、それからずっと鳴らしている」と話していた。
 次いで、23:55から、量徳寺や天上寺でも鐘をつき始め、並んだ市民たちは、新年の幕開けを告げる鐘を市内に響かせ、108の鐘の音とともに、ゆく年を反省し、来る新年を清浄な心身で迎えていた。
 「除夜の鐘」の音が鳴り響く中、小樽三大神社のひとつ住吉神社(住ノ江2)には、初詣の人たちが集まリ始めた。若いカップルや家族連れが次々に訪れ、境内の階段を上り、本殿で参拝し、新年の平安を祈願していた。新しく誕生した新神輿蔵で、おみくじを引き新しい年の運だめしを行っていた。