カニ輸入の「ヒロ企画」が自己破産


 ロシア産のカニ輸入・販売で知られる株式会社ヒロ企画(手宮1・中嶋宏社長)が、3月8日(土)までに事業を停止し、近日中に自己破産の申立をすることが分かった。
 同社は、1993(平成5)年3月に小樽で設立し、ロシア産カニなどの水産物輸入や加工、販売の業務を行ってきた。
 昨年末、資源の減少や天候の不順等の理由で、ロシアからのカニの輸入量が大幅に減少したため、価格の高騰が生じ、同社の経営状態は一気に悪化、金融機関など取引先への支払いが不可能となり、近日中に自己破産の申立をする。負債総額は約28億円に及ぶという。
 今後、破産管財人が選任されるまで、市川茂樹・越前屋民雄の2弁護士が、同社の全ての資産を管理する。
 同社の玄関先には、両弁護士による「取引先及び関係者の皆様へお知らせ」が張られている。