2頭目ゴマちゃん誕生 おたる水族館 

aqua.jpg 4月7日(月)早朝、おたる水族館(祝津3)で、ゴマフアザラシの赤ちゃんが産声を挙げた。


 へその緒をつけたまま、お母さんアザラシ“かーさん”の隣で、スヤスヤお昼寝したりおっぱいを飲んだり、“めんこい”姿を初披露している。
 ゴマフアザラシの赤ちゃんは、早朝6:00頃に巡回していた職員が発見した。3月20日に生まれた赤ちゃんに続いて2頭目で、体長70cm・体重10kgでお母さんのおっぱいを飲んで元気に過ごしている。
 ゴマフアザラシは、日本の水族館や動物園で最も多く飼育されているアザラシ。今回出産した母親の“かーさん”は、2002(平成14)年に搬入されてから4回目の出産となる。この日生まれた赤ちゃんに対して、そばに近づいてノーズトゥノーズをしたり、母乳を与え、すぐに母親だと自覚しているという。
 赤ちゃんは、海獣公園出産プールでスヤスヤお昼寝ばかりして、起きたらすぐにお母さんのおっぱいを飲んで、またお昼寝を繰り返している。へその緒をつけたまま白い産毛とともに“めんこい(可愛い)”寝顔を見せており、来館者たちは 「可愛い。写真撮らなきゃ」 と記念撮影に興じていた。今後、2週間程度は、アニメのゴマちゃんのような白い産毛のアザラシが見られる。
 同館では、この赤ちゃんの名前を来館者に決めてもらおうと、一般公募を予定している。今後、具体的に検討を進め、ゴールデンウィークまでには名前を決めたいと話している。

 また、館内の1階教育水槽6号では、非常に珍しい紫色のズワイガニが展示されている。4月1日(火)に札幌のカニ販売業者「北緯43°」から、「ロシアから輸入したズワイガニの中に、珍しい紫色のズワイガニがいた」 と同館に連絡があり搬入した。各海産物業者も口をそろえて 「見たことがない」 と言っているという。
 「甲殻類にはもともと青っぽい色素を持っている種類が多いため、赤と青の中間色である紫色になることもあると思われるが、これほどきれいな紫色は本当に珍しい」 (同館)と話している。

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