「おたる潮まつり」は第3号ふ頭で開催


 「第42回おたる潮まつり」の西條文雪・新実行委員長は、5月1日(木)に記者会見を開き、「祭りは、これまで通り第3号ふ頭基部で行うように、関係機関と調整している」 と発表した。
 祭りのメイン会場については、小樽の夏を彩るイベントがどこで開かれるか、市民の関心事ともなっていた。
 祭りの収入源ともなっている、メインステージ横の露店設置場所が、合同港湾庁舎の建替えで、今年から使えないため、同実行委では、花園公園グラウンドや色内ふ頭などの新たな候補地を検討してきた。
 しかし、会場を移すにしても費用がかかり、花火の打ち上げの問題などもあり、海の祭りは港でやるのが一番と、これまで通り第3号ふ頭基部で実施することを決めた。安全第一に、露店場所など会場レイアウトを考えていくとしている。
saijo.jpg 「工事関係者に話し、祭り期間中は工事をストップするという全面協力を頂ける。現在、警察と、安全面について調整している。制限された会場の中で、皆さんのアドバイスをもらいながら、ベストな祭りにしたい」 (西條実行委員長) とした。
 今年の「第42回おたる潮まつり」は、7月25日(金)から27日(日)まで。新たに、祭り独自のホームページを作成し、日本全国から祭りに対しての意見を集め、集まった意見を祭りに反映し、より良い祭りにするとしている。ホームページで、大花火大会の配信も検討中。また、洞爺湖サミットに関連して、環境に配慮したエコクルー隊を結成する。会場でゴミ拾いを行うほか、ゴミ袋を来場者に渡し、ポイ捨て防止を図る。
 開催場所が決まったことで、5月30日(金)には、第1回の実行委員会を開き、祭り開催に向けて本格的に動き始める。「マンネリ化」、「小樽の夏まつりなのに、花火のスケールが一番小さい」、「ねりこみに参加したいけれど、費用がかかる」 など、市民から様々な意見がある。新実行委員長が、市民要望にどのように応えて祭りの成功につなげるか、その手腕が問われる。
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