市議会・市役所が著作権侵害を確認 本社に回答


 小樽市議会と市役所は、「おたる市議会だより 第31号」の表紙写真が、「貴社が撮影した写真と同一であることが判明いたしました」と、著作権侵害を認めた。
 小樽市議会(見楚谷登志議長)が発行する「おたる市議会だより 第31号」(5月1日発行)の表紙に、本社に著作権がある写真を無断転用した件で、本社は、5月30日付で、見楚谷登志議長と山田勝麿市長宛に、著作権侵害についての問合せを行っていた。このほど、6月10日付で、議長と市長から回答が本社に寄せられた。
 それによると、本社の指摘により調査した結果、表紙写真は、「貴社が撮影した写真と同一であることが判明いたしました」(市議会)、「貴社所有のものと同一であることが判明いたしました」(市役所) と、著作権侵害を認めた。
 市役所による本社の著作権侵害は2回目で、市議会は、写真の出所を確認せず、市議会だよりに無断転用し、5万2,800部も配布した。市役所と市議会の著作権に関する認識の低さが、今回の著作権侵害に如実に現れている。今後、市と市議会が、この著作権侵害に対し、どのように対応するかが問われている。
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