小樽出身ピアニスト 母校・潮陵高で演奏 


pianotanaka1.jpg 小樽潮陵高出身のピアニスト・田中宏明さんが、6月21日(土)18:30、母校の記念館で、美しいピアノ演奏を響かせた。
 潮陵記念館コンサートは、25年にわたって行われている。今回は、同校出身のピアニスト・田中宏明さんが招かれ、バッハやモーツァルト、ショパン、シューベルトなどの演奏が行われた。約220名の聴衆が、そのやわらかなタッチの演奏に耳を傾けた。
 田中さんは、潮陵高卒業、94年東京音楽大学を卒業し、東京芸術大学大学院に入学。95年アメリカ・インディアナ大学音楽学部に留学。シュナーベルの弟子のレナード・ホカソン氏を師事。pianotanaka2.jpg在学中に、アメリカで活発な演奏活動を重ねた。99年春から活動拠点を東京から札幌に移し、演奏活動とともに、札幌コンセルヴァトワールや藤女子大学で指導している。
 コンサートでは、J・S・バッハの「フランス組曲 第2番 ハ短調」やモーツァルトの「ピアノ・ソナタ イ長調 K.331」、シューベルトの「即興 変イ長調 作品 90-2」など7曲を演奏。ゆるやかで滑らかな演奏や、リズミカルで情熱的なメロディまでを奏でた。