人命救助の男性2人に感謝状 小樽海保


kaiho1.jpg 小樽海上保安部(港町5・山口晴久部長)は、10月9日(木)、小樽ドリームビーチで溺れた女性2名を救助した札幌市在住の2氏に感謝状を贈った。
 感謝状が贈られたのは、札幌市の後藤貴政さん(28)と体阿弥(たいあみ)浩司さん(41)の二人。9月11日12:20頃、たまたま同ビーチを訪れた後藤さんが、海岸から約100m沖合いで、女性2名が溺れているのを発見した。
 9月の同ビーチには、監視員やライフセーバーは常駐しておらず、後藤さんは、すぐに関係機関に通報し、浅瀬で溺れていた女性1名のところまで泳いで救助した。
kaiho2.jpg 1名を陸上に上げてから、またすぐにもう1名の女性のもとへ向かった。そこへ、仲間と水上バイクをしていた体阿弥さんが、救命胴衣を抱えて、後藤さんと女性のもとへ走り、迅速に救助した。
 9日(木)、小樽海上保安部部長室で表彰式が行われ、女性を救助した2氏は、山口部長から感謝状を受け取った。「女性が亡くなるような事故にならなくて本当に良かった。助けることが出来て良かった」と語った。
 山口部長は、「海難事故の場合、通報があってからの1~2分が問題で、その初期段階で救助してくれるようなことがあると本当にありがたい」と話していた。