世界エイズデーに夜間抗体検査 市保健所


 12月1日の世界エイズデー(WHO・世界保健機関)に伴い、小樽市保健所(富岡1)は、「日中の検査を受けることが困難な方に対応するため」と、12月2日(火)と3日(水)の2日間、18:00~19:00の夜間HIV抗体検査(血液検査)を実施する。
 エイズは、感染から約10年間の期間を経て発病する病気。現在、新しい治療薬の登場で、発病までの期間を延ばすことが可能となり、これまでの「感染=死」という絶望的な病気ではなくなっているという。しかし、本人が感染を認知しないと、発病までの長期間に感染を広げてしまう危険がある。
 厚生労働省によると、全国のエイズ発病者は4,671人で、感染者は9,953人で、道内では、発病者は83人で感染者は107人となっている。市保健所では、「より多くの市民がHIV抗体検査を受けていただくことが、エイズ/HIV感染対策にとって非常に重要になります」と呼びかけている。
 問合せ:0134-22-3110 市保健所健康増進課エイズ対策担当