社会福祉施設でノロウイルス感染


 小樽市保健所は、11月11日(火)、市内社会福祉施設で、ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎が発生したと発表した。
 市保健所によると、同施設は、11月6日(木)、施設利用者7人と職員1人が、5日(水)から6日(木)にかけて、嘔吐・下痢・発熱の症状を呈していると、市保健所に連絡した。
 連絡を受けた市保健所は、同日以降にも症状を呈した施設利用者17人・職員3人の計20人のうち、10人の検便を行った。結果、8人の便から、ノロウイルスが検出されたことを受け、ノロウイルスによる感染性胃腸炎と判断した。感染経路は不明。重篤な症状の感染者はいないとしている
 市保健所は、「施設利用者及び職員等全ての関係者について健康状態を把握すること」、「症状のある方は、自宅等で療養すること」、「施設の清掃・消毒を徹底すること」、「症状の有無にかかわらず、施設関係者は手指の洗浄・消毒を徹底すること」、「嘔吐物の処理を適切に行うこと」、「施設関係者に発生情報を知らせ注意喚起すること」など、感染拡大防止について6項目の指示を同施設に行った。