新設の回復期リハビリ病棟が好評 済生会小樽病院 (2008/12/04)

saiseikai1.jpg 北海道済生会小樽病院(梅ケ枝町・近藤真章病院長)は、地域で必要とされている回復期リハビリ病床の不足を解消するため、今年7月から、回復期リハビリテーション病棟を新たに開設したところ、患者や医師からも好評で、すでに、ベッドの空き待ち状態が続いている。


 小樽市内の回復期医療は、唯一、銭函地区にある札樽病院が38床の回復期リハビリ病棟を設置している。しかし、同院は、小樽の市街地からは遠く、札幌市に隣接しているため、札幌市民の利用が多く、満床状態が続いている。


 このため、小樽・後志の脳卒中や大腿骨頚部骨折等の回復期医療を必要としている患者・家族は、札幌西部地区の病院を利用せざるを得ない状況を強いられていた。


 済生会小樽病院では、地域に回復期リハビリ病床が不足していることから、今年4月に新医療計画をスタート。急性期病院での回復期リハビリテーション医療が求められていることに対応することにした。


 院内での様々な論議を経て、同院がリハビリテーション科を標榜しており、スタッフの確保が比較的容易で、回復期リハビリ病棟に関係する診療科を有し、施設面でも条件が整っているとして、回復期リハビリテーション病棟を新たに開設することにした。  


saiseikai2.jpg 施設基準を満たすために、第3病棟(療養病棟)で対応することにし、不足する廊下幅の改修などを行い、病室17室、42病床の新病棟を設置。急性期病院での回復期リハビリテーション医療を、7月から開始した。


 病棟に専任医師1名以上、専従の理学療法士2名以上、作業療法士1名以上の常勤配置をし、質の高い回復期リハビリテーションのチーム医療の提供をしている。


 開設してから5か月が経過したが、市内の患者が95%を占め、平均在院日数は、60〜70日で、80%が帰宅しているという。現在では、ベッドの空き待ち患者は10名を数え、順調に推移しており、同院の財務向上にも寄与する程になっている。


 櫛引久丸事務部長は、「地域医療を考えながら、市民が安心して生活できる医療体制を提供しなければならない。急性期と療養期のすきまを埋める回復期の医療を入れた。回復期リハビリテーション病棟の設置は、当院が目指す地域密着型の基幹病院の使命にも合致している。専門スタッフの手厚いリハビリで、在宅復帰に向けてのケアを行っている。患者さんの家族にも、ここまで良くなるとは考えてもいなかったと言ってもらえた。地域の医師とも顔の見える連携が出来ている。経営にも寄与しているので、さらに上のランクを目指して頑張りたい」と、話している。


 新病棟では、在宅復帰を目指す患者さんが、懸命にリハビリに取り組んでいた。


◎済生会小樽病院HP

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