「大雪 風雪 波浪なだれ注意報」 今冬最大の積雪


0208-1.JPG 発達中の低気圧の影響で、2月8日(日)の市内は大雪に見舞われ、今冬最大となる84cm(14:00現在)の積雪深を記録した。
 今シーズンは、例年にない暖かい気温が続いて記録的な暖冬となり、積雪は例年の半分程度だった。しかし、昨夜から断続的に降雪が続き、7日(土)18:00に58cmだった積雪が、8日(日)14:00には84cmとなり、一夜で26cmも増えた。
 市内の積雪が84cmとなるのは今冬初で、市内各地は真っ白な雪に覆われた。この久しぶりの大雪によって、市民たちは、朝から雪かきに追われた。勝納付近では、付近住民たちが協力しながらスノーダンプなどで除雪作業にあたっていた。「一気に降ったな。腰が痛い」と、雪を運んでは背中を支えて、必死に家の周囲の雪投げをする人も。
0208-2.JPG また、降雪とともに強風も吹きつけ、開催中の「第11回小樽雪あかりの路」では、会場設営作業やロウソクの点灯などに悪戦苦闘。市内外、外国のボランティアたちが協力し、風や雪で点灯してもすぐに消える小さなロウソクの灯りをともし続けてイベントを支えた。「天候の良い時は楽しく出来るが、吹雪の時が一番大変」(実行委・ボランティア部会)と心配していた。
 市内各地のあかりの路では、強風のために開催を断念したところもあった。
 札幌管区気象台では、11:34に、「大雪 風雪 波浪なだれ注意報」を出し、「後志地方は、引き続き8日夕方までの12時間降雪量が40センチの大雪。後志北部は、北または北西の風が強く、波が高い。大雪やふぶきによる交通障害、突風、高波、なだれに注意と呼びかけている。
 9日(月)は、曇りで昼過ぎから夕方にかけて雪が降るが、朝は晴れるとしている。