新看護師27名誕生 市立看護学院卒業式 


kangosotugyo1.jpg 卒業シーズンを迎えている小樽市内で、3月6日(金)、市立小樽病院高等看護学院(東雲町9・馬渕正二学院長)の卒業式が行われ、27名の学生が、新たな決意を胸に医療の現場へ歩み始めることになった。
 卒業式は、10:30から同校体育館で挙行された。父母や在校生など約100名が見守る中、ナースキャップを被った第39期生の27名は、馬渕学院長から卒業証書をしっかりと受け取った。
 卒業証書を手渡した馬渕学院長は、「この春27名が医療の現場に臨み、看護師として新たな生活をスタートします。卒業式は、人生の大きな一区切りであり、新たな出発の時であります。日々研鑽することを忘れないで、質の高い看護を目指してもらいたい」と期待した。
 来賓の山田勝麿市長は、「卒業後も常に向上心を持ち、日々研鑽に励み、医療の現場でその力を発揮してもらいたい。患者さんとその家族とやさしい気持ちで向き合い、人の命と向き合う真摯な気持ちを忘れず、心優しい人間味ある看護師を目指してもらいたい」と祝辞した。
 在校生の斉藤まどかさんは、「39期生の皆様は、本日、この学院を巣立つが、新たな環境では喜びだけでなく、悲しみもあると思います。仲間と助け合い、誇り高い看護の道を進んでもらいたい」とエールを送った。
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 卒業生の山上絢衣さんは、「実習では、辛いこともあったが、患者様の温かい言葉に支えられた。医療の現場でも、辛いこと、嬉しいこと、大きな壁にぶつかると思いますが、3年間過ごした大切な仲間と助け合い頑張っていきたい。患者様一人一人に耳を傾けるような看護師になるように努力したい」と述べた。
 卒業生27名のうち、市立小樽病院・第二病院に11名、後志に1名、札幌に1名の就職が決まっている。