ポリオワクチンを贈ろう!銭函中がボトルキャップ回収


 「発展途上国の子供達を助けたい」 。小樽市立銭函中学校(見晴町2・須田尚見校長)の生徒会11人は、今年1月から、銭函地域の商店やJR銭函駅などに収集箱を設置し、800個で一人分のポリオワクチンになるボトルキャップを集める活動を実施している。
 同校では、ボランティア活動の一環として、昨年度から市内各地で演奏活動を実施。今年度は、新たにボトルキャップボランティア活動を始めた。
 この活動は、生徒会(門田大樹会長)の「発展途上国の子供にポリオワクチンを贈って一人でも多くの命を救いたい」の想いから、昨年12月に全校協議会に提案し、今年1月から回収活動をスタートした。
 16,000個を目標に、学校の生徒とその家族に呼びかけたり、校区内の駅や商店などに収集箱を設置し、毎週末に集まったボトルキャップを回収した。「リングプルが入っていたり、ゴミが入っていたり、設置箱に落書きされたりで悲しかった」(門田会長)と漏らす。
 生徒会は、3月9日(月)、放課後の全校評議会で、3ヶ月間の活動を報告し、「ボトルキャップは、13,125個集まったが、目標の16,000個に達しなかったので、3月末まで収集活動を継続することにした」と、JR銭函駅の協力で収集箱の設置を続けることになった。
 「今日から3月末までで、ボトルキャップは目標の16,000個に達成出来ると思う」(生徒会)と期待する。
 銭函中学校の生徒たちが集めたボトルキャップは、エコキャップ推進協会を通じて、発展途上国の子供達にポリオワクチンが贈られる。
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