小樽産リサイクル長靴 全国初のエコマーク認定


 小樽のゴム長靴メーカー・株式会社ミツウマ(奥沢4・小舘昭一代表取締役社長)のリサイクル長靴「エコステップ」が、全国で初めてエコマーク「靴・履物Version 1.0」の認定を受けたことが分かった。
 ミツウマは、創業90年の歴史を持つゴム長靴メーカー。昨年、社内に環境事業部を立ち上げ、同じ奥沢の官公庁卸売業者・有限会社木保商事(奥沢3・木保昭代表取締役社長)と協同で、リサイクル長靴の商品開発に取り組んできた。
 様々な工夫を凝らした結果、長靴の胴部・底部に廃タイヤの粉末ゴム約30%、中底に間伐材を粉末状にした木粉約30%、靴底と防滑材にタイヤ素材・スラグを利用し、この商品を完成させた。
 昨年12月には、「ちきゅうにやさしいエコマーク」を商品に記載するため、(財)日本環境協会 エコマーク事務局に申請手続きを行った。2月27日付で同事務局が新たに制定した「靴・履物Version 1.0」部門に全国で初めて認定された。
 この認定を受け、ミツウマは、ちきゅうにやさしい「エコステップ」の本格的な商品の製造に乗り出している。商品は、通年仕様(8,295円・税込)、防寒仕様(9,345円・税込)、安全靴仕様(9,345円・税込)の3種類で、3月25日(水)11:00~15:00、市役所別館地下1階で展示即売会を開催する。購入者には特典もある。問合せは、販売担当の木保商事 0134-33-7366
 同商品は、小樽産のリサイクル長靴として、北海道赤れんが庁舎2階に展示され、小樽市の「小樽お墨付きブランド」にも認定される予定。
 ミツウマと木保商事では、「この不況の中で、環境問題を呼びかける商品を造って、小樽の地元業者が頑張っているということを全国にPRしたい」と話している。
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