「二病」が名称変更 「小樽市立脳・循環器・こころの医療センター」に


 「市立小樽第二病院」(長橋3・馬渕正二院長)が、6月1日(月)より、「小樽市立脳・循環器・こころの医療センター」という長い名称に変更されることになった。
 この名称変更は、「第二病院が行っている診療内容を分かりやすく表し、より多くの患者さんに利用していただくため」としている。
 これまでと同様、脳神経外科、心臓血管外科・外科、循環器内科、精神科の専門病院として高い医療を提供するとともに、24時間365日の救急医療を積極的に推進することにしている。
 今回の名称変更で、あまりに長い名称に変更されたため、市民がこの名称通りに呼ぶかは疑問がある。
 市民は、市立小樽病院を「樽病」と呼び、市立第二病院を「二病」と呼び慣らしている。新名称の「小樽市立脳・循環器・こころの医療センター」は、単に「医療センター」とでも呼ぶことになるのだろうか。あるいはそのまま「二病」の呼称のままで呼ばれるのだろうか。
 市立小樽病院は、患者数の減少や医師、看護師の退職で収益が悪化し、右肩下がりの急激な経営悪化に苦しんでいる。小樽第二病院は、これに反し、患者数も収益も増加傾向にある。
 今回の名称変更で「樽病」・「二病」の負のイメージを一掃して、別個の病院としてのイメージ向上を図ることも目指しているとみられる。
 市立第二病院HP