“和を遊ぶ”に約1,000人 目・耳・舌で楽しむ日本の伝統文化 

 目・耳・舌で日本の伝統文化を楽しむイベント「小樽伝統文化の会”和を遊ぶ”」が、6月14日(日)13:00から、小樽市民会館(花園5)で開催された。
 小樽伝統文化の会(藤間扇玉会長)の主催。市民会館のホールをはじめ、2階・3階の集会室や展示廊下など館全体を会場に、日本の伝統文化が披露された。
 会館大ホールでは、三味線や尺八、詩吟、日本舞踊などが披露された。約1,000人を超える市内外の来場者たちが、小樽で古くから受け継がれてきた伝統芸能を楽しんだ。
 日本詩吟学院岳風会小樽支部では、大勢の会員たちが舞台にずらりと並び、大合吟を発表。「某桜に飲す」(伊藤博文)の意気盛んで堂々たる様子に、会場から大きな拍手が送られた。

 制服姿で登場した青少年部の女性3人は、「母を憶う」(瀬山陽)や「子等を思う歌の反歌」(山上憶良)、「早に白帝城を発す」(李白)など、大人顔負けの独吟を披露した。
 日本舞踊藤間流扇玉会では、化粧を施した小さな子供が真っ赤な着物で登場し、「はなよめにんぎょう」を演じた。顔の側に手を近づけて泣く素振りを見せると、会場から、笑い声とともに「可愛い」と歓声が広がった。
 展示廊下や集会室では、いけばなやはきもの、紋などの作品が展示され、寿司や和菓子の販売も行われた。来場者たちは、目と耳と舌で小樽で続く日本の伝統文化を満喫していた。
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