ほこりだらけのマリンロード 市民から苦情

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 マイカル小樽オープンに伴い設置されたJR築港的との連絡通路・小樽市マリンロードに「ほこりが溜まって汚い」と、市や市議会議員の下に苦情が寄せられている。
 同連絡通路は、築港駅からマイカル小樽(現・ウイングベイ小樽)を結ぶために、約19億1,300万円かけて、1999(平成11)年に設置された。延長133m・約2,689平米。
 所有する市は、年間43万920円の予算で清掃業務を外部の業者に委託。単純に計算すると、年間、1m・3,230円の清掃費。契約内容は、2ヶ月に1回、通路の掃き掃除と階段の手スリ、ドア、ボーダー、窓の傘、消火栓の箱などの拭き掃除となっている。
 この清掃業務に対して、市民から、市役所や市議会議員へ苦情が入ったことが、19日(金)の予算特別委で明らかになった。自民党の前田清貴委員が質した。
 前田委員は、「清掃の水準はどうなっているのか。マリンロードの清掃に対して苦情は来てるか。私には、市民から、『あまりにもひどいのでクレンザーで掃除をしたが中々落ちなかった、なんとかならないか』と苦情が入った。実際に見てきたが、マリンロードは、チリが積もって汚れ、ジュースなどの糖分がこぼれて固まったり、契約している清掃レベルでは落ちない。供用開始から10年経つが、潮まつり前に大掛かりな掃除をするようなことは検討していないのか」と質問。
 市建設部は、「清掃の水準はなく、清掃業務終了後に担当者が確認している。昨年、マリンロードが汚れていると苦情が市に入ったので、汚かったところは直営でやるようにした。綿ぼこりがひどく、階段の窓枠などを直営で掃除した。お祭りの時に外からお客さんが来るので、汚いと思われないように、なんとか清掃をする」と答弁した。