“ちびっ子消防士”が消防訓練体験 


kodomosyobo1.JPG ”ちびっ子消防士”たちが、8月7日(金)10:00から、市民消防防災研修センター(天神2)で、ロープ渡過や放水などの消防訓練体験を実施した。
 小樽市消防本部の「少年消防クラブ消防訓練体験及び見学研修会」。少年消防士たちを対象に、毎年1回夏休み期間中に行っている。
 同クラブは、1977(昭和52)年に設立された。最盛期には、市内20団体300人の子供たちが入会していたが、今では、少子化の影響か、11団体177人に激減した。
 今年の訓練体験には、朝里や花園、高島などの7団体69人と指導員16人が参加した。
 少年消防士たちが4班に分かれて、煙が充満した部屋の中から避難する体験や、はしご車のバスケット搭乗、ロープ渡り、放水、消火器の取扱いなどの5項目の訓練を実施。白いヘルメットを被った子供たちは、普段は体験することの出来ない消防訓練を楽しんだ。
kodomosyobo2.JPG ロープ渡りでは、最初に消防士がお手本を披露。腕の力だけで素早く移動する姿に、「すげー、はえー」と歓声が飛んだ。見よう見まねで挑んだ子供たちは、「カラビナよし、準備よし」と力強く発声し、細い腕を交互に動かし、ロープを渡り切った。
 「簡単だったけれど、ロープが長くて疲れた。足を上にあげるのが大変だった」(桜小の蜂屋海航くん4年・平舘旺くん6年・朝川雅也くん6年・佐藤梨乃ちゃん4年)と汗を流していた。
 一通りの訓練体験を終えた”ちびっ子消防士”たちは、最後に、現役消防士の訓練を見学し、修了証を受け取った。