高さ4mの空き缶アート登場 「CAN-ART Festival」 

 運河プラザ3番庫(色内1)に、空き缶とペットボトルで作られた高さ4mのオブジェ「ファンタスティックフラワー」やアルミ缶のミニカーなど、リサイクルアート作品が展示されている。
 北海製罐株式会社(田村秀行代表取締役社長)主催の「2009 CAN-ART Festival」。25日(金)から27日(日)9:00~17:00の3日間、同所で開催されている。
 「環境美化や空き缶、ペットボトルのリサイクル、ポイ捨て消費者のモラル向上等をアピールする」ことを目的とした同社の環境活動の一環。1993(平成5)年からスタートして今年で17回目を数える。同社発祥の地・小樽では、14回目の開催となった。
 今年は、スチール缶・アルミ缶リサイクル協会、PETボトルリサイクル推進協議会、小樽消費者協会、北海道ガス株式会社、北海道電力株式会社、北海道千年の森プロジェクトなど9団体が参加した。
 メインの空き缶アートは、スチール缶1,000本・アルミ缶100本・ペットボトル1,300本で作った「ファンタスティックフラワー」。透明なペットボトルを赤や青のテープで彩色して、色鮮やかな花の巨大オブジェとなっている。このオブジェの中にビール缶が何個使われているか当てるクイズが用意されている。
 アルミ缶リサイクル協会のブースでは、千葉工業大学の学生たちによる工作教室「アルミ缶で車を作ろう」が行われている。工作する車は、モーター4個をつなげてリモコンで操作するミニカー。大人も子供も、大学生の指導を受けながら、配線をつなげるなどの工作に興じていた。
 また、千葉工業大学とアルミ缶リサイクル協会、DisneyPixar共同制作のロボット「ウォーリー」も展示されている。コントローラーの操作で、会場をぐるぐる移動し、映画と同様の声も出すことができ、握手も出来る機能付で、来場者たちの目を止めていた。
 「2009 CAN-ART Festival」は、27日(日)まで。入場無料。