商大・北大生プロデュース オリジナル商品が好評


daigakuseikyo.jpg  小樽商大や北海道大などの大学生がプロデュースした商品が、全道15の大学生協で好評を博している。
 同商品は、大学生協が主催する実践型インターシップ「ビジネスセミナー」で誕生した。大学生協は、学生・院生・教職員の出資金によって店や食堂などの施設を大学内で運営している。
 今年で5期目を迎えたこのインターシップには、小樽商大・北大・北星学園大・札幌学院大から37名の学生が参加した。今回は、小樽商科大学の伊藤翔太さん(3年)が代表となり、6月からマーケティング調査やビジネスマナーなどの各種スキル講座、協力企業との交渉を行い、全5アイテムの商品開発を行った。
 大学生プロデュース商品は、酢飯を使ったおにぎり「サーモンマヨ寿司」(110円・税込)、ピリ辛キムチとまろやかチーズが融合したおにぎり「豚キムチーズ」(120円)、一つでおにぎり2個分の「大ちゃんの!とろたまバーガー」(248円)、10種類の野菜で多彩な食感「10の根彩・ベジサンド」(198円)、りんごとなしの「かさねババロア」(168円)の5点。
 このうち、商大生が考案した商品は「サーモンマヨ寿司」を除く4点で、小樽商大生協では毎日完売するほど好評だ。10月から販売がスタートし、「サーモンマヨ寿司」は16,000個、「豚キムチーズ」は13,000個を売り、過去のセミナーの史上、最大の売り上げとなった。
 代表の伊藤さんは、「一から全部考える実践型のインターシップで、一人の学生の家に集まって会議をしたり、夏休みは毎日集まって試行錯誤を繰り返した。15の大学生協に売り込んだり大変だった。このセミナーでは、商大生の参加が多く、実学の商大にあった体験をすることが出来た。将来役に立つことを学べた。10月30日で販売が終了となるので、ぜひ、一般の市民の方にも大学生協まで足を運んでもらって食べてもらいたい」と話している。
販売終了後、学生たちは、大学生協取引企業と交渉し、人気の高かった商品の定番化を図る。
 2009ビジネスセミナー開発商品
 全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)