ティーボール北の甲子園で初優勝 和光学園


wako.jpg 知的障がい者更生施設「和光学園」(桜4・山崎忠顕理事長)のティーボールチームが、11月22日(日)に札幌ドームで開かれた「第15回赤い羽根ティーボール北の甲子園記念大会北海道知事Cup」で初優勝した。
 同学園のティーボールチーム「和光学園ファイターズ」(林大介監督・田村竜一キャプテン)は、施設の入所者や通所者など12人の選手が所属する。もともとはソフトボールのチームだったが、後志地区の大会が無くなり、全道大会だけとなったことから、新たにティーボール大会にも参加することになった。
 ティーボールは、野球と似たスポーツだが、投手はおらず、バッターは、バッティングティー台の上に置かれたボールを打つ。ホームベース・1塁・2塁の三角形のフィールドで、ヒットを3回つなげるか、ホームランで点数が入る。野球のように3ストライク・4ボール・3アウトのカウントはなく、1回に9人がボールを打って終える。通常は1ゲーム2回だけで、30分程度で終了する。しかし、決勝戦は1ゲーム・3回行われる。
 大会には、全道の知的障害者チーム31団体が出場した。準決勝戦までの試合は、札幌ドームのグラウンドを8面に分け、決勝戦は、ホームベースを使ったグラウンドで行われた。
 4回目の出場となった同チームは、1回戦、2回戦と順調に勝ち進み、準決勝は逆転さよなら勝利し、念願の決勝戦進出を果たした。
 決勝戦では、毎年ベスト4入りする強豪チーム「通勤センターのぞみ寮B」と対戦したが、打線がつながり、15対8と圧勝し、初優勝を飾った。
 林監督は、「初回に2点取られたが、その裏に8点取り返して、相手チームにプレッシャーを与えることが出来た。2回には6点取られたが、うちも負けないで7点さらに追加した。最後は相手チームを0点に抑え、念願だった優勝をすることが出来た。もともと力はあるチームだったが、毎回プレッシャーに負けて勝てなかった。今回は、のびのびとプレーをさせることが出来たので、それが勝因」と、これからも2連覇を目指して練習に励むとしている。(写真提供:和光学園)