運河沿いの画廊喫茶「うみ・かぜ・未来」 3月で閉店


umikazemirai.jpg 小樽運河に面した画廊喫茶「うみ・かぜ・未来」(港町5)が、3月で閉店することになった。
 同店は、飲食店経営の株式会社アレフ(札幌・庄司昭夫代表取締役社長)が、2006(平成18)年12月、同社経営のレストラン「びっくりドンキー」隣にオープンした。
 カフェメニューを味わいながら、期間毎に入れ替わる様々なアートに触れることが出来るスペースで、観光客だけでなく、市民の利用も徐々に増えてきていた。市民の方に広く利用されるようにと、昨年からは、ギャラリースペースの貸出しを無料で行っていた。
 しかし、無料のギャラリースペース、カフェメニューの低い価格設定に対し、運河に面する店舗の家賃が高額で、3月いっぱいで営業を終了することになった。
umikazemirai2.jpg 「これから少しでも小樽を盛り上げることができたらと思っていたので、会社から話を聞いたときは驚きました。4月からもギャラリースペースを利用したいという小樽の方もいらしたので、本当に残念です。最終日まで、少しでも多くのお客様に喜んでもらえるよう力を尽くします」(藤原陽子店長)。
 同店では、最後の「春・花・羊」展を開催中だ。「羊の毛で作ったフェルトや糸、編み物、織物、水彩画などを展示し、販売もいたします。お店をのぞきにいらして下さい」と来場を呼びかけている。
 画廊喫茶「うみ・かぜ・未来」