丸太輸入ゼロで空っぽに 港町ふ頭の木材置場


mokuzaiokiba.jpg これまで丸太が山積みされていた小樽港港町ふ頭の先端にある広い木材置場(荷捌場)から、丸太が一本もなくなり、空っぽ状態となっている。
 ロシアの関税引き上げ問題の影響で輸入する丸太の原木の取引量が、今年1月からゼロになり、3月26日には木材を取り扱っていた小樽木材倉庫株式会社が倒産状態に陥った。
 これまで木材置場には、いくつもの丸太が山積みにされていたが、これが今は全く無くなってしまった。製材の輸入はあるものの、これはすぐに搬送されてしまうため、事実上空っぽ状態だ。
 同所を管理する小樽市は、「今まで木材を置く場所として使用していたが、丸太の輸入の復活は見込めない。製材は少しあるがすぐに搬送される。敷地の利用法について業界と話し合う必要がある」としている。
 港湾都市として栄えた小樽市の取引量は激減しており、港湾施設の今後の利用方法が課題となっている。
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