2011年の初せり 公設青果地方卸売市場


hatsuseri-seika.jpg 1月5日(水)早朝、小樽市公設青果地方卸売市場(有幌町1・伊藤進代表取締役)に、競り人と買い手の威勢良い掛け声が飛び交った。
 2011(平成23)年の初せりとなったこの日、開設者の小樽市・山田厚副市長をはじめ、道議会・市議会議員、せり人など関係者約50人が集まり、同市場で初せり式を行った。
 山田副市長は、「小樽市内におきましても、平成7年頃から量販店の増加が進み、多いときで360件ほどあった青果小売業者の数は、現在、約60件となっており、小売業者の減少がそのまま卸売市場の経由率の低下につながるなど、当市場を取り巻く状況は大変厳しいものになっております。生鮮食料品を適正価格で供給し、市民生活の安定と生産者の販路の確保を担う卸売市場は、これからも、その重要な役割を果たしていかなければならないものと考えております」と挨拶。
 業界代表の樽一小樽中央青果株式会社の竹内仁人・販売部蔬菜担当次長の3本手締めで、せりが始まった。
 初せりには、野菜10トン、果実5トンの計15トンが売りに出された。競り人と買い手の掛け声が場内に飛び交い、次々に買値がつけられていった。
 今年は、「気象の影響で量が少なく全体的に単価高で推移しそうだ」(金子眞照場長)としている。