模範となるサーフタウン目指し 銭函ビーチクラブ発足


surfin2.jpg 道内有数のサーフポイントとして人気急上昇中の銭函地区で、サーファーやライフセーバー、海水浴場関係者など約30人が、29日(土)、銭函会館に集まり、「模範となるサーフタウン」を目指し、「銭函ビーチクラブ発足」(野呂桂辞会長)を発足させた。
 サーフィンは、サーフボードの上に立ってバランスをとりながら波に乗るスポーツ。道内では、約30年前にサーフィンが始まり、銭函は、札幌から一番近いベイエリアとして道内のサーフポイントでも古くから親しまれている。JR銭函駅や銭函1にある小樽市し尿処理場付近が主要なサーフポイントとして知られている。
 昨秋、市し尿処理場付近の礼文塚ポイントで、サーファーと同処理場を出入りする業者がトラブルを起こしたことで、小樽市は、同ポイントに向かう道を閉鎖。このため、同ポイントを利用していたサーファーたちは、JR銭函駅付近のポイントに集中し、周辺は路上駐車が多発するようになった。
surfin1.jpg このため、、銭函地区在住のサーファーを中心に集まって、「銭函地域を中心に北海道でサーフィンを楽しむ環境の維持と、その改善を行い、サーファーのモラル向上」を目的に、「銭函ビーチクラブ」を発足させた。地域社会への信頼回復のため、ビーチクリーンやクラブの活動内容の周知、迷惑駐車の監視・ルールの呼びかけなどを行うことを決めた。
 野呂会長は、「ビーチクラブが大きな社会現象になるように努力したい」。立ち上げ人でサーファーの水上五郎さんは、「サーフィンをレジャー産業の一つとして駐車場を作るなどの取組みを行う市もあるので、小樽を模範となるサーフタウンとなるように努力したい。小樽に人を呼び込むためのアピールをしたい」と話している。
 同クラブは、銭函メインポイント周辺の駐車場を開放し、サーフポイントのオープン化に向けて行動し、最終的には問題となった礼文塚ポイントの復活を目指している。(写真提供:サーフィンフォトグラファー・脇坂肇さん)
 Zenibako Beach Club Official Blog