落雪で生き埋め 58歳女性が死亡


rakusetujiko.jpg ここ数日の暖気の影響で市内各所で屋根からの落雪が多発している。2月23日(水)未明に、長橋5の自宅の雪下ろしをしていた看護師・加藤早苗さん(58)が、落雪に巻き込まれて生き埋めになり死亡する事故が発生した。
 小樽市消防本部によると、23日(木)、加藤さんの勤め先の同僚看護師が、朝になっても出勤しないことを心配し自宅へ向かったところ、2階の窓が開きっぱなしで敷地内に屋根の雪が落ちた跡があったため、周囲の雪を掘り起こすと遺体が出てきたという。
 近隣住民が、23日(水)15:00頃、加藤さんが屋根に上って雪下ろししているのを確認していることから、小樽警察署では、雪下ろし中に落雪に巻き込まれ生き埋めになって死亡したと見て捜査を進めている。
 市内では屋根からの落雪が多発している。昨年は0件だったが今年は14件で、うち4件で市民が巻き込まれている。今回は初めて死亡事故が発生したことで、「昨日も錦町で落雪が発生したが幸いケガ人などはいなかった。今回初めて事故が起きたので、市民に注意を呼びかけるため広報していきたい」としている。