震災・原発などで20万人減 小樽市観光入込客数


 小樽市は、13日(月)、東日本大震災や原子力発電所の事故による自粛ムードの高まりなどの影響で、平成22年度小樽市観光入込客数は667万7,700人となり、対前年度19万2,400人減少したと発表した。
 市によると、日本経済の厳しい状況が続くなか、景気の低迷や飛行機機材の小型化などによる来道者数や団体客数の減少などから、ほぼ全ての項目において、前年を下回る結果となった。特に3月については、東日本大震災や原子力発電所の事故による自粛ムードの高まりなどにより、前年同期で2割以上の減少となるなど、その影響を大きく受けているとしている。
 しかし、外国人宿泊数については、世界的な景気回復を背景として、上期が好調であったことから、前年を上回る結果となった。国別で見ると、円の高止まりなどにより、台湾や香港が減少したものの、景気が好調な中国や韓国、シンガポールなどが堅調な伸びを示したという。
 小樽市観光入込客数