補正予算議案4件を可決 市議会予算特別委


 小樽市議会第3回定例会予算特別委員会3日目の審議が、9月20日(火)13:00から、市役所別館第2委員会室で行われた。
 この日の審議では、各会派の委員が、副市長人事や不登校、公共不動産、クルーズ客船誘致、政治資金規正法違反事件などについて質問した。
 千葉美幸委員(公明党)は、不登校について、「小樽市としての取組みは」と質問。小樽市教育委員会は、「各校の状況を把握するため、出席状況や不登校児にどのように対応したか報告してもらい、適切な対応がされるよう助言している。また、子どもの安心安全を守るキャンペーンを展開し、スクールカウンセラーなどと適切な対応が出来るようにしている」と答弁。
 高橋克幸委員(同党)は、公共不動産について質問。市は、「石山中は、買い手が見つからないと思い、博物館の収蔵庫として使用している。将来的には有効利用したい」と答弁した。
 新谷とし委員(共産党)は、政治資金規正法違反問題について、「具体的に信頼を回復するとはどのようなことか」と質問。中松義治市長は、「市民の皆様に前向きに発信したい。広報やホームページをはじめ、町会長との懇談会、若手職員との懇談会、業界との懇談会などあらゆる場で私自信の話をさせて頂きたい」
 鈴木喜明委員(自民党)は、副市長人事について、「今後期待することは」と質問。中松市長は、「貞村氏は、後志にいたし、市の企画政策室にもいた。後志全体の知識がある方で、行政全般に主眼をおいてもらい、市民目線で仕事に取り組んで頂きたい。観光、産業のことを考えると、定住自立圏の5町村を含めて広域的に取り組まねばと思っているので、新副市長にはそれらについても臨んでもらい」と答えた。
 同特別委に負託されていた2011(平成23)年度の小樽市一般会計、国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計の補正予算案4件は、この日の採決で全会一致で可決された。