学校再編を先取り 手宮地区3小学校の合同ソフト大会


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 小樽市では、小中学校の統合再編計画が進行中だが、その学校再編を先取りして、手宮地区3小学校合同PTAソフトボール大会が、9月17日(土)13:00より、手宮西小学校グランドにて開かれた。
 3校とは、学校再編の対象校となっている「手宮小学校」・「手宮西小学校」・「北手宮小学校」。
 3校の統合再編が提案されており、数年後には、統合が決定されることから、3校のPTA会長が、今後を考え、手宮地区3校が親睦を深め、互いに協力し合えるように、スポーツ行事を実施しようということになり、今回のソフトボール大会が行われた。選手40名、応援を含めると65名が参加。
 朝からあいにくの雨で、午後になっても止まなかったが、果敢に実施した。各学校がプラカードを持ち、入場行進から始まった。ラジオ体操で体をほぐし、手宮西PTAの大村恵子さんが選手宣誓、試合が開始された。10人制ソフトボール学校対抗戦で、1チーム女性2名以上の出場が必要。
 1試合目までは、雨が降り続いたが、熱気に圧されたのか2試合目には雨も止んだ。手宮小学校チームは女性が多いため、攻めの場合、男性は左打ちのハンディをつけた。熱戦が繰り広げられ数々のファインプレーが見られた。
 優勝は北手宮小学校(2勝・写真上)、準優勝は手宮西小学校(1勝1敗)、3位は手宮小学校(2敗)の結果となった。
MIP.jpg 優勝チーム北手宮小学校にはトロフィーが贈られ、MIP賞として一番印象に残った選手には、女性が多い中、頑張りぬいた手宮小学校チームの黒沢さん(写真左)に記念品が贈られた。
 手宮西小学校澤本昌宏校長は、「3校のPTA 会長の手宮を盛り上げようとする気持ちに圧倒され、感動した。地域を何とかしようと熱い思いで支えられている。学校再編の中で同じ子どもを持つ親として、親睦を深めようとする思いで実現した。今後もまた、何らかの形で続けられたらと思う」と感激の様子だった。
 今後、学校統合再編は、市内各地区でも実施されることから、この学校再編を先取りした動きはが、PTAなどでさらに広がることになろう。(画像提供:手宮西小学校PTA)