小樽商大で秋の卒業式 19名が新たな巣立ち


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 小樽商科大学(緑3・山本眞樹夫学長)の秋の卒業式(学位記授与式)が、9月30日(金)10:00より、大学会館多目的ホールで行われた。
 今秋の卒業生は、商学部の経済学科5名・商学科5名・企業法学科3名・社会情報学科5名(夜間含む)と、現代商学専攻博士前期課程1名の19名。
 大学関係者と、保護者が見守る中、山本眞樹夫学長より、8名の出席者ひとりひとりに学位記が手渡された。
 山本学長は、「2011年は、100周年記念式典や東日本大震災・福島原発と、忘れることが出来ない年となった。半年が経っても復興が進まない中、ふるさとの歌が歌われ、地域社会の絆は強まった。7月の100周年記念祝賀会では、予想以上に多くの関係者や先輩・後輩と交流した。高齢化社会になり、世界の多種多様な価値観やグローバルな社会で、優しさを持ち、ふるさとを大切にして、成長の核となって欲しい」と述べ、記念撮影に臨んだ。
 小樽商科大学同窓会緑丘会・中村典雄氏が、「常に目指すものを持ち、社会に評価されてもされなくても、貫くために勇気を振り起して立ち向かって欲しい」と激励し、式典は終了した。syodai0930-2.jpg
 経済学科の高橋潤さんは、帯広出身で4年半在学した。「半年分多く迷惑をかけたので、恩返ししたい。軟式野球サークルに在籍していた。ゼミが充実していて良かった。友達も沢山出来た」と、卒業の思いを話した。
 商学研究科現代商学専攻博士前期課程の佐藤亜美さんは、小樽生まれの小樽育ち。商学修士号を取得。必要単位を修得したため、半年早く卒業を迎えた。「5年半学び、長くいた分すごく寂しい思いもあるが、今日の日を迎えられたことがうれしい。一番に思うことは、小樽商大で勉強が出来て良かった。この大学でなかったら、今の自分はないと思う」と話し、後輩が次々とお祝いに駆けつける中、笑顔で記念撮影に応じていた。
 9月の卒業生の10名は就職先が決まっている。