ミニバレーに熱中!「全国でメダルが欲しい」


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 小樽市総合体育館や市内小学校体育館などから、ミニバレーサークルに所属する主婦たちの甲高い声が、週4日響き渡る。「はい、そっち行った」、「あ、ごめん」。汗を流しながら笑顔でボールを追いかけ、スポーツを楽しみながら健康増進や体力づくりに熱中している。
 ミニバレーは、北海道十勝大樹町で生まれたスポーツ。老若男女問わず誰でも気軽に参加できる生涯スポーツ。6人制のバレーボールコートの3分の1が基本コートで、ネットの支柱はバトミントン用を使うため、高さは1.55mとなる。ボールはビーチボールを使用することから、柔らかく手軽に扱うことが出来、ケガも少ない。楽しんで健康増進や体力づくりが出来るため、全国に広がり、、近年では海外にも普及している。
 小樽では、教育委員会主催の体験教室が二十数年前に開かれたことがきっかけで、参加した10人の主婦たちがサークルを作ったことが始まり。そのサークルから様々な団体が生まれ、小樽ミニバレー協会が発足し、今年21年となる。10年前の全盛期には250人の選手が所属していたが、高齢化を理由に選手は減少した。それでも、8サークル98人が選手として活動し、下は28歳、上は72歳までの市民が生涯スポーツに取り組む。
 10月8日(土)・9日(日)には、ミニバレーの全国大会「ジャパンカップ2011」が、1994(平成6)年開催以来、16年ぶりに小樽で開催された。全国から強豪チームが参加する中、小樽協会も健闘し、ベスト8の成績となった。選手たちは、「小樽のレベルは全国的に見ると中より下。前回もベスト8で、ほとんどの大会でベスト8で終わっている。男子は数年前に全国優勝しているが、女子はベスト4が最高。来年こそメダルが欲しい」と話す。
 主婦たちは、日中は、パートを休み、夜は、家事の合間を縫って練習に参加し、技術習得、体力向上に励んでいる。小樽ミニバレー協会の林あけみ事務局長は、「ミニバレーをすると体の調子が良く、活発になり、なぜか妊娠する人が多い。ジャパンカップでは、つわりがある中試合に出た人もいた。面白いのは、練習は続けているが、大会の次の日には体が筋肉痛でガチガチで階段下りるのもつらい」と笑顔で語る。
 現在、会員を募集している。サークルに所属しなくても単独の練習にも参加出来る。男性の参加も可能。問合せ:0134-34-1097