「町会長と市との定例連絡会議」開く


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 平成23年度「町会長と市と定例連絡会議」が、11月8日(火)14:00から、小樽市公会堂(花園5)で行われた。
 市内152町内会より69名が参加し、小樽市総連合町会・新川英夫会長は、「厳しい状況下、地域の力をつけるために力を合わせて、お互いに相乗効果を発揮するような会にしたい。社会貢献は大事な事であるが、健康が仕事を支えてくれるのだから、両方のバランスを考え力をつくしたい」と述べた。
 中松義治市長は「3月11日には東日本大震災が起こり、1日も早い復興を願っている。仙台に住んでいたこともあり、多くの会社が壊滅状態となり、命をなくした方がいた。地域の関わり方、連携の仕方によって、大小があると考え、防災計画を見直す必要がある。小樽市は、60km海岸に面していて、市民が安心して安全に暮せるまちづくりをしていく事が大切。ハザードマップを作り、災害に地域のみなさんと一緒に取り組んでいきたい。市民力を活かしたまちづくり、地域の繋がり、支えがあることが大事、連帯意識が薄くなってきているといわれるが、共に考え安全に暮せる小樽のまちにしたい」と挨拶した。
 市からの周知連絡事項として「第14回小樽雪あかりの路について」があった。ポスター貼りや参加のお願いをし、あかりの路会場を2日間以上開催すると、公式ガイドブックに町会名が載り、ローソクを450円で提供し、その収入が貴重な財源となる旨の発言があった。また、雪あかりオブジェコンテストへの参加も依頼し、あかりの路会場以外自宅や会社などでも良く、オブジェの出来具合を審査の対象としていると説明した。
 その後、住ノ江町会・花園2丁目会・高島町会・若竹町会・幸町会・石山町会より、12の項目について 要望・提言し、担当部局が回答した。
 住ノ江町会より、「住ノ江信金付近の道路に穴が開いていて、通行人に迷惑をかけていたが、修理してもらい助かりました」と、話し、「常にパトロールをしているので、発見した時は補修している。見つけられない場合は、建設事業課に連絡をくれれば補修する」との回答。
 花園2丁目会は、妙見市場の解体や跡地利用について質問した。「解体の件は、昭和37年に市場ができ、当時100店舗全部埋まっていたが、高齢化や後継者がいないなどの理由で、平成13年にA・B棟の店舗をC棟へ移転した。A・B棟は空き店舗になったため9月議会で予算が成立し解体を決定した。着工は、年末か年明けとなる。解体後、川が見え、橋も残る。110cmの転落防止柵を設け、安全対策を施す。駐車禁止ではないので、今まで通り車を止める人がいると思う。子どもの安全対策にも万全を期したい」と回答した。
 若竹町会より「一昨年より空き家が目立ち、雪害で、犬や猫が出入りしたり、高校生の喫煙場所となり危険だ」と提言し、消防本部予防課は「空き家対策として、火災予防の見地から予防条令を規定している。建物の状況を調査し、火災予防上必要に応じて支障のない状態で管理したい」と回答した。
 また、若竹町会は、AED(自動体外式細動器)の設置を要望したが、「多数の人が出入りする場所(小樽市役所・市民会館・市民センターなど)にはあるが、1台が高額でバッテリー交換などの必要もあり、各町内会への設置は難しい。民間施設や銀行など自主的に取り組んでいるところもある。AEDのレンタルもある」との回答をした。