しゃこ・ホタテが主役 しゃこ祭に長蛇の列


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 「第4回おたる産しゃこ祭」が、11月19日(土)・20日(日)10:00から15:00まで、運河公園(色内3)で開かれている。
 しゃこ浜なべ・焼き魚貝の実演販売の他、市内より18店舗以上が出店し、それぞれの店でオリジナルメニューを考え提供、長蛇の列ができるほどの大盛況ぶりとなった。
 天候が心配される中、雨も上がり、気温も平年より高めとなり、会場は、しゃこやホタテを食べる人で溢れた。
 成田正夫実行委員長は、「しゃこは、3日前の時化で獲れた。4万匹以上を用意している。昨年より1週間遅く開催し、しゃこも獲れ、良い結果となった。しゃこは、焼しゃこ、ゆでしゃこをわさび醤油で食べると美味しい。商業高校の今回初めてのしゃこせんべいも人気がある。しゃこ次郎ぬり絵は、倉庫の中で823枚全部を展示している。今年はホタテフェアも開催し、10枚600円と格安で販売している」と話す。
syakoFs2.jpg 「小樽市漁業協同組合女性部会」は、しゃこ弁当500円としゃこ鍋300円を販売。11:30頃には、しゃこ弁当280食を完売。浜の母さん手作りの炊き込みご飯にしゃこ2本をトッピングした人気商品となっている。女子部会の人は、「今年のしゃこは味が一定していて美味しい。売れ行きも良く、もっと数を増やしたいくらいだ。年々、上り調子だ」と笑顔で話す。20日も280食用意する予定。
 「うしお亭」は、しゃこ弁当、豚汁を販売。しゃこ弁当は、山菜入りの炊き込みご飯にむきしゃこと殻つきのしゃこをトッピング。87食を用意し、13:30で50食販売した。販売していた伊土政志さんは、「9:00に会場に来たが、並んでいる人がいた。毎年天気が悪いが初日は良かった。昨年より人出が多いように思う。地方からの観光客も多い」と話す。
 「ラティン・アミーゴス」は、しゃこパエリアを販売。巨大パエリア鍋で炊き上げたオリジナルパエリアに、参加者は列を作って並んでいた。
 小樽商業高等学校プロデュース「しゃこ祭缶バッチキャンペーン」・「しゃこ煎餅」・「しゃこ次郎ぬり絵」・「しゃこ学習会&しゃこビデオ上映会」などが、運河公園内旧日本石油倉庫で開かれている。
 今回初の「しゃこ煎餅」は、1日300枚の限定で、1枚130円、2枚250円。13:30で、210枚売れ、列を作る人気となった。2台の煎餅焼き台があり、4枚ずつ5分で焼ける。しゃこ醤油、しゃこだれを使用し、1枚に1尾を載せている。香ばしく食べやすい煎餅となっている。
 大阪から札幌出張で訪れた2人連れは、「小樽でイベントがあると知りやって来た。しゃこ鍋としゃこゆで、かまぼこを食べた。しゃこは大きくて美味しい。しゃこ鍋は、温まるしちょうど良い。北海道は美味しいものがある」と満足した様子だった。
 小樽の新鮮な日本一のしゃこに、大勢の人が興味を示し、大いに賑わったしゃこ祭となった。20日(日)も、10:00から15:00まで開催。