「パー券市役所」・「昼から議会」にボーナス 総額11億7千万円支給


 小樽市役所(中松義治市長)は、12月15日(木)、市長・副市長・一般職の1,644名に、期末勤勉手当(12月のボーナス)を、総額11億7千万円支給した。
 支給された12月の手当は、給料月額等を基礎にした基準額の2.05ヵ月分(期末手当1.375ヵ月、勤勉手当0.675ヵ月)となっている。給料月額については、一般職で4.5%、市長30%、副市長18%の自主削減を行っている。
 支給額は、特別職の市長846,363円、副市長1,597,622円。一般職1,642名の平均支給額710,720円の総額11億7千万円。市長の支給額が、副市長より少ないのは、パー券事件での責任を取って、50%削減しているため。
 「昼から議会」の小樽市議会(横田久俊議長)は、現在、第4回定例会の開催中だが、市議会議員にも同じくボーナスが支給された。議長1,247,958円、副議長1,126,434円、議員1,030,617円となっている。
 小樽市役所は、4月30日から、山田市政から中松市政に変わったが、中松市長の後援会が起こした市役所庁内での政治資金集めのためのパーティー券の売買事件で、部長職に逮捕者を出すなど大揺れに揺れた。
 小樽市議会は、国会や他の地方自治体が午前9時から開会しているのに、何故か13:00から開会する「昼から議会」を、長年にわたって踏襲している。
 市役所や市議会の機能が十全に発揮されていない中でのボーナス支給は、不景気の中で苦しむ納税者にとっては、”お役人天国”としか映らないことだろう。
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