年末恒例パソコンでカレンダー作り 小樽市総合博物館


pccalendar1.jpg 小樽市総合博物館(手宮1)では、この時期恒例となっている大型プリンターを使用して「パソコンでカレンダーを作ろう」が、12月22日(木)から24日(土)の10:00から、2階研修室で開かれた。
 初日は、若干の空きがあったが、10名の定員は満員となり人気の講座となっている。講師は、同館・東山一成学芸員。
 家庭では、なかなか大判サイズのプリンターがなく、博物館では、A1サイズまで印刷可能なプリンターを使用し、ひとりA2サイズを2枚、もしくは、A1サイズを1枚のカレンダーを制作した。
 会場には、10台のパソコンが用意され、「オーズ・カレンダーライブラリーEX」という専用ソフトを使用して、カレンダーに載せたい画像や絵を持参し、オリジナルカレンダーを制作した。
 「いろいろなデザインのカレンダーを作る事ができる。用紙は、厚手のコート紙を使用。紫外線や空気に触れると変色するので、家で飾る時は、直射日光を避け、UVカットフィルターを貼ると長持ちする」と説明した。
 どんなカレンダーにするかという事から始め、2ヶ月分、6ヶ月分、1年分と種類も多く、作りたいデザインを個々に選択した。機能多様なソフトなので、2時間以内でできる内容のものを制作した。pccalendar2.jpg
 参加者は、画像のトリミングやパソコンの操作を係の人に尋ね、詳しく説明を聞き、工夫を凝らしながら、真剣に取り組んでいた。開始から45分が過ぎるとカレンダーが完成し始め、大型プリンターから次々とオリジナル作品が仕上がった。
 孫の写真入りカレンダーを作った市内の男性は、「昨年も参加し、上手くいかなかった箇所を、今年は上手に作ろうと思い参加した。自分の写真より孫の写真が良いと思いカレンダーを作った。家に飾ろうと思う。A1サイズの用紙は大きくて良かった」と大変満足した様子だった。
 東山学芸員は、「無事に完成され良かったと思う。博物館としては、IT機器に触れ、親しんでもらう事を目的として始め、恒例の講座となっている。今年は参加者が多く、前年のリピーターが多い。1度作るとまた作ろうと思い参加されている」と話していた。