おたるスキー発祥100周年 記念シンポジウム2/4


otarusky100.jpg 小樽商科大学創立百周年記念事業として、「おたるスキー発祥100周年記念シンポジウム『次のスキー百年に向けて!アジアへ飛翔する冬の小樽』」が、2月4日 (土)13:30〜16:30に、小樽経済センター(稲穂2)7F大ホールで開催される。
 小樽高商初代校長・渡辺龍聖氏は、学生の冬の運動にスキーを取り入れ、苫米地英俊校長は、新潟でスキーを学びその技術を持ち帰り、地獄坂でスキー講習が始まった。当時は、ストリートスキーで、民間へと広まっていった。小樽市民と高商関係者がスキー文化を築いてきた。
 小樽は、教育目的でスキーが民間に広まり、冬のレジャーの先端となる。現在、スキー人口が減少し、北海道のスキー史を今後100年に向けて、アジアにどのように示していくのか「スキー振興に向けての小樽の役割」として、小樽商科大学・中川喜直氏教授による基調講演の後、パネルディスカッションが14:30から開かれる。
 パネリストには、北翔大学・沖田孝一教授、財団法人北海道スキー連盟・三品章男常任理事、小樽商科大学・佐山公一准教授、小樽商科大学・中川喜直氏教授。コーディネータには、北海道新聞社小樽支社の倉浩一朗氏。
 16:00からは、長野冬期オリンピック金メダリストの舟木和喜氏による特別講演「次のスキー百年へ!魂のメッセージ」。
 「もうひとつのスキー発祥の地(おたる地獄坂)」を出版した中川喜直教授は、「スキー産業が賑わい、技術者や有名選手がいた。第1回全日本スキー選手権大会(大正12年)が小樽で開かれ、日本をリードしてきた。商大百周年の歴史と重なり、相応しいと決め、今回開催されることとなった。商大とスキーとの繋がりが知られていない部分が多いため、観光地小樽のスキーを担っていけたらと、本を出版した。いろいろな人がスキーを楽しみに来てもらいたい」と話していた。
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