卒業アルバムコンテスト スタジオフォトスが優秀賞

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 スタジオフォトス(花園1)を経営している濱田剛さん(45歳)は、2011年日本商業写真家協会スクールアルバムコンテストで、全国約9,600校中の受賞校39校のうち、中学校の部・装幀部門優秀賞に「小樽市立桜町中学校」と、幼稚園の部・生活部門優秀賞に「学校法人藤学園小樽藤幼稚園」が選ばれた。1月30日に大阪で表彰式が行われた。
 濱田さんは、3年前からアルバムコンテストに応募し、今回、初受賞となった。普段は、スタジオ写真をメインとし、卒業アルバムには25年前から携わってきた。これまで、約200校以上のアルバムを作り、大切な思い出をアルバムにして卒業生に渡してきた。
 今回受賞した桜町中学校のアルバムは、桜町中の文字と桜にこだわった。学校の裏に咲く桜をイメージし、表紙と裏表紙にシンメトリーにデザインしたことが高く評価された。
 また、藤幼稚園のアルバムは、以前よりお母さんたちがアルバムを熱心に作っていたものを引き継ぎ、取材をこまめにした。お母さんたちと相談しながら意見を取り入れ、一部写真を提供してもらった。また、親が普段見ることのできない園児たちの自然な表情を逃がさないように心がけた。
 濱田さんが手掛けた初作品での受賞となり、お母さんたちも大変喜んでいた。濱田さんは、「写真はずっと形に残るもので、園児や生徒のために卒業アルバムがある。初めは、自分がどこに写っているかと気になるが、月日が経ち成長し年を重ねると、感じ方が違ってくる。カットの風景や雰囲気、体育館のにおい、エピソードが思い出されるようなものを作りたいと思っている」と話した。
 数年前より看護学院のアルバム製作をし、DVDの製作にも力を入れている。アルバムを手渡すのは6月から7月で、ちょうど働き始めて2、3ヶ月の頃になる。そんな時アルバムを手にすると、卒業生たちは懐かしく思い、「仲間も頑張っている」、「勇気をもらえる」と感激してくれるそうだ。
 また、「震災後、写真の大切さが見直され、人生の上で大切な物を作らせてもらっている。常に勉強して良い物を、デザインや写真のクオリティにこだわっている。この人に創ってもらいたいを目指している」と熱き思いを語ってくれた。
 スタジオフォトスHP