『心技練磨』の向上と交流 スポーツ吹矢大会開催

sportfukiya1.jpg 日本スポーツ吹矢協会小樽運河支部(稲垣廣次支部長)は、第1回小樽運河支部大会を、5月27日(日)13:30から、小樽市総合体育館(花園5)第1体育室で行なった。選手12名と関係者を含め18名が参加した。
 小樽運河支部は、2009年3月16日に創立。今大会は3周年記念と、北海道で14番目の支部・札幌「いちえ会」(箕輪英雄支部長)の創立を記念して開かれた。
 小樽運河支部は25名の会員で、札幌「いちえ会」は22名の会員で、吹矢の技術向上に励んでいる。
 スポーツ吹矢は、矢を飛ばす動力となる息で、円形の的をめがけて、筒に入れた矢を吹き飛ばすスポーツ。1998年4月に「日本スポーツ吹矢協会」が設立され、複式呼吸と精神を集中する「基本動作」を取り入れた健康スポーツで、全国約25,000名の愛好家に楽しまれている。
 今回の大会は、2つの支部の会員混合で、3名1組・4チームでの団体戦。4ラウンドの3名の合計点を競う。1ラウンド目だけ7本、競技時間4分以内とし、2から4ランドまでは5本、競技時間3分以内とする。的までの距離を6mと7mとそれぞに離れた位置で、4名ずつ競技を開始した。sportfukiya2.jpg
 競技中は、静まり返り、吹矢の跳ぶ音が聞こえ、選手は、精神を集中させて競技に挑んでいた。満点は35点で、全部の矢が中心に当たらなければならない。どのチームも接戦となったが、札幌「いちえ会」の滝山さんが、最終ラウンドで見事満点を獲得した。
 平均的に得点を重ね団体優勝し、個人最高得点の成績を収めた札幌「いちえ会」の伊藤さんは、吹矢を始めて2年半、「的に向って呼吸を整えると、気持ちが落ち着く。吹矢は、楽しく喧騒さがない。道具も手軽に運べるのが良い」と話した。
 小樽運河支部稲垣支部長は、「札幌『いちえ会』は、練習時間も多く、基本動作がきちんとしている。3分以内に、競技を終えるが、運河支部は、早く終わっていることが多く、時間内でゆっくり競技をするように。基本動作をしっかりと行い、健康にも良く続けてもらいたい。切磋琢磨して、技術も上がるようにしていきたい」と講評を述べた。
 札幌「いちえ会」の箕輪支部長は、「これからもお互いに交流し、基本動作をしっかりと身に付けたい」と話した。