観光・行楽シーズンに向けて 交通安全運動実施


kotuanzen1.jpg 春の行楽期の交通安全運動が、5月28日(月)から6月6日(水)までの10日間行われる。
 観光・行楽に伴う交通事後防止、スピードの出し過ぎなど無謀運転の防止、シートベルトとチャイルドシートの全席着用の徹底、飲酒運転の根絶、自転車乗用中の交通事故防止に重点を置いている。
 初日の28日(月)は、小樽駅前他8ヶ所で行われ280名が参加した。
 小樽駅交番前には、小樽地域交通安全活動推進委員協議会や小樽警察署、小樽市交通安全指導員協議会、JR職員や町内会・老人クラブ、ワンワンパトロール隊など95名が参加
た。
kotuanzen2.jpg 小樽警察署・長田一彦地域交通課長は「市内の交通事故発生状況は、今年1月からの道内での交通事故発生死亡者数は57名と、昨年と比べると12名増加し、小樽での死亡者数は1名で、昨年と同数となる。事故発生件数と死亡者数は減少傾向にある。車両同士の正面衝突や高齢者の歩行時の事故も減少している」と話し、「小樽では、行楽シーズンに向け、更なる増加が懸念される。事故防止の対策として2つの柱があり、1つ目は、国道5号線対策で、銭函などでの速度を抑制する。2つ目は、交差点での高齢者事故防止である。シートベルトやスピードダウンへの街頭啓発、高齢者へ歩行時に積極的に声かけをし、1件でも減らせるように、更なる減少へ向けて努めたい」と挨拶した。
kotuanzen3.jpg その後、参加者は、長崎屋小樽店周辺の国道5号線沿道に並び、ドライバーへ旗波で、安全運転とシートベルト・チャイルドシート着用の呼びかけと、歩行者へチラシ配布による街頭指導が行われた。
 平成24年度小樽市内交通事故状況(高速道路分除く・平成24年5月22日現在)は、発生件数115件(前年同期153件)・死者数1名(前年同期1名)・傷者数144件(前年同期188名)。路線別では、国道での発生は、41件・死者1名・傷者56名、前年比−16で、道道での発生は、16件・死者なし・傷者21名・前年比−5。市町村道での発生は、53件・死者なし・傷者62名、前年比−13となっている。
 次回は、5月30日(水)10:00より、小樽駅前で、小樽市と推進委員が、ドライバーのシートベルト着用の実態について調査する予定となっている。