自信作ずらり80点 道写真協会小樽支部写真展


dousyakyo1.jpg 第10回北海道写真協会小樽支部写真展が、5月30日(水)から6月3日(日)の10:00〜17:00(最終日16:00)に、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開かれている。
 北海道写真協会小樽支部(川原静雄支部長)18名の会員の自信作80点(四つ切・A4 )を展示している。同会は、現在会員28名。写真を趣味とした者が集い、年6回の例会での審査員の講評を参考にして勉強している。個々ぞれぞれがレベルアップに努め、日頃の努力の成果を発表できるひとつの場として、この写真展がある。会員の力が込められた作品が多く、個性ある多彩な作品を展示している。同会員は、写真道展への入賞・入選常連者が多く、見応えのある写真展となっている。
 川原支部長は、平成4年・17年・24年に天狗桜を撮影した作品を出展。花のつき具合の変化がひと目で分り、今も親しまれていることが感じ取れる。高橋俊弘さんは、旭岳の早春、初夏、厳冬を出展し、山へ登らなければ見られない、季節ごとに違う山の表情を写し出している。風景写真が得意な嵯峨秋雄さんは、樽前ガロー(苫小牧)の静寂さや、賀老の滝(島牧村)では滝にかかる虹を捉えた作品。赤井川の冷水峠から見た霧の幻想的風景など、印象深い作品が並んでいる。
dousyakyo2.jpg 入会4年目の鹿戸芳之さんは「張り切って5枚出展した。函館市にある熱帯植物園のサルの写真は、『極楽』とタイトルをつけ、サルが温泉に入って、何ともいえない顔をして、まさに人間のようだ。北斗市のトラピストに感動したタイトル『光る道』は、雨に濡れたS字の道路がタイミング良く幻想的な景色に遭遇し、印象深い体験を表現した。この機会に多くの方々に見てもらいたい」と話していた。
 札幌南が丘中学2年の髙野梓さんは「写真を見て、これも北海道だろうかと見たことのない風景写真に驚いた」と話し、市内女性は「写真展は、めったに見たことがなく機会もなかったが、素晴らしいと思った」と満足した様子だった。
 同会では、楽しく仲良くをモットーとし、写真を趣味とする仲間を募集している。連絡先:0134-22-591 川原静雄支部長。
 なお、入賞・入選した作品が掲載されている「第59回写真道展作品集」は、道新小樽支社(稲穂)1階窓口で販売している。詳しくは、道新小樽支社(0134-23-3171)まで。