水道週間 天神浄水場・豊倉浄水場の一般開放


toyokurajosui1.jpg 6月1日(金)〜7日(木)の1週間は「水道週間」とされている。それに合わせて、小樽市水道局では、6月1日(金)〜7日(木)の土曜日と日曜日を除く10:00〜16:00に、天神浄水場(天神2)と豊倉浄水場(朝里川温泉1)の2ヶ所の水道施設を開放している。
 市民の生活のライフラインとして欠かせない水道に対する理解を深めるために行われている。 以前は、奥沢水源地も一般開放され、多くの市民が訪れていたが、奥沢ダムに陥没箇所が見つかり、廃止となったため開放されていない。
 豊倉浄水場は、1962年に完成し、水洗トイレの普及などにより水需要に対応できるように、1978年から朝里ダムを新しい水源として、浄水場を大きく作り変え、1998年に完成し、現在に至る。
 同浄水場で、1日に作られる水道水は42,370㎥。これは、市内で1日平均して使用される水量の約50%に当たる。
toyokurajosui2.jpg 同浄水場のしくみは、朝里ダムから流れてきた水を塞き止め、取水井で必要な水量を取り入れ、沈砂池で大きなゴミや砂を沈め、導水菅を通り、着水井で水の量を計り、混和池できれいにするために、消石灰とパックという薬品を入れ、攪拌する。水の濁りなどをブロックという小さな塊にして、薬品沈でん池でブロックを沈め、急速ろ過池で砂で水を濾してきれいにし、浄水池では飲めるようになった水をためて置く。
 そして、送水菅を通り、配水池にためられ、配水管で各地へ水が送られる。使用者が引いた給水菅を通り、各家庭で水が使えるようになっている。
toyokurajosui3.jpg 水質試験室では、金魚の入っている水槽やビーカーに水を流した状態のものから、異物などを確認できるように、常時カメラで監視している。原水は、雪解けや雨水によって濁度が変化し、それに合わせて対応している。朝の6:00に浄水池を満タンにして22:00には、半分以上減ってしまい、また朝まで満タンにするという事を繰り返している。雨量が少なくて、ダムの水位が下がった時は、水量がぎりぎりになる事もある。と水道局職員は、説明した。
 同浄水場から、朝里・桜地区や市の中心部、銭函地区と広い地域に給水されている。24時間体制で作業を行っている。この機会に、小樽の水がめを見学してみよう!
 関連したイベントは、6月6日(水)10:00~16:00、長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザで、水道相談やパネルの展示などが行われる予定。
 問合せ:0134-32-4111 内線552 小樽市水道局総務課
 小樽水道局HP