聖ヶ丘へ行こう! 共育の森学園までウォーキング


hijirigaoka2.jpg 学校法人共育の森学園(旧小樽短大校舎・入船4)では、6月2日(土)、「聖ヶ丘へ行こう!」と、小樽駅前に集合し同学園まで、小樽の名所を巡りながら、1.5時間かけた約4kmのウォーキングが開かれた。晴天の清々しい気候の中、ウォーキング日和となったこのイベントには6名が参加した。主催は学校法人共育の森学園「聖ヶ丘」実行委員会。
 同学園がある小高い丘は、古くから聖ヶ丘(ひじりがおか)と呼ばれている。同学園内の図書館には、約7万冊の蔵書があり、6月から火曜・水曜に加え、第1土曜日も開館することになり、本の貸出しも行っている。それに合わせて、多くの市民に同学園に足を運んでもらおうと企画した。
 実行委員の中村さんの解説に耳を傾けながら、石川啄木の歌碑を巡り、石原裕次郎の小路を通り、小樽公園の見晴らし台で景色を眺めていると、きつつきに遭遇した。桜ヶ丘球場や天上寺の境内に立ち寄り、終点の聖ヶ丘へと向った。知らなかった小樽を再発見できるウォーキングとなった。
 事前にコースを歩き下見を行い準備してきた同委員は、「天気に恵まれ良かった。子ども連れや多くの方々に参加してもらいたい」と話した。市内女性は、「住み慣れた小樽なのに、歩くと綺麗だと気付くことが沢山ある。やっぱり、歩かないとダメだと思い、改めて確信した」と話していた。
 その後、13:30から、同学園3階教室で「ウォーキングスタイルの提案」と題し、村住俊幸氏(日本ウオーキング協会指導員)が講師を務め、ウォーキングに関する講習会が開かれた。「街巡りを取り入れ、神社・銭湯・餅屋・寺・歴史的建造物など、テーマを絞って楽しく歩き、2〜3kmから少しずつ距離を伸ばしていくことが大事。全国で4千万人、3人に1人がウォーキングをしている。気軽に始められ、明るい時間に楽しく歩いてもらいたい。そのためには、靴選びが大切となる。膝、腰を痛める人が多く、原因が靴にあるのではと言われている。アスファルトの硬い地面を歩くので、クッション性のある足に合った靴を選ぶことが大切。間違ったサイズ(大きい)靴を履いている人が多い。自分に合った靴で、ストレス発散し、脳も若返ることになる」と話した。
 村住恵氏(シューフィッター)は、足にフィットする靴選びのアドバイスを話した。「靴の下敷に足を乗せ、つま先が下敷の先端まで1cmくらい幅があり、大きくなくぴったり合うもの。大体の人は、大きい靴を履いている。靴を買う時は、靴を履いて店内を歩いてみると良い。個人に合わせてパットを入れると歩きやすくなる」と話し、参加者ひとりひとりの足のサイズを測り、足の特徴をアドバイスした。参加者は、「継続することが大事で、歩きながら気付くことや感じることがあると、話を聞いていて思った」、「シューフィッターが小樽にいることに驚いた」と話した。
 同学園・吉野正敏事務局長は、「学園は、介護や健康、予防への目線があっての看護だと思う。今回企画して良かった。今後に繋げる可能性があり、有効に活かしていきたい」と話した。
  次回は、7月7日(土)13:30から同学園で、「小樽から見える山々」と題して、元夕張工業高校山岳部顧問の角江嘉昭氏を講師に迎える予定。